第十三使徒 オーストラリア
ついに、この国について語るときがきた。小栗のオーストラリア旅行を糸口に後に三組の夫婦が誕生するとはこのとき知るよしもなかった。
シンガポール留学中の谷針さん(仮名)から「シンガポールは飽きたからグレートバリアリーフでダイビングしよう。現地集合!」とのオファーを受け、小栗は20世紀最後のクリスマスをオーストラリアで過ごすことにした。
そのときにはライセンスもなければ体験ダイビングをしたこともなかったのだが、グレートバリアリーフ!という言葉の響きにほだされてた。
飛行機の中は今世紀最後のクリスマスをグレートバリアリーフで過ごすカップルで溢れていた。その中で小栗と同行の司法試験浪人の木鈴さん(仮名)の二人組は異様だったかもしれない。
翌日、小栗達が泊まっているホテルで谷針さんと合流すると、すぐに現地のダイビング教室に入れられて、ここから小栗の地獄のダイビング生活12日間が始まった。
初日に1日講義を受けて簡単なペーペーテストで学科修了。二日目には船に乗せられて沖にある島で実技研修となった。ここで小栗は運命の女、トシ子(仮名)80キロ(仮重)と遭遇する。
(続く)
シンガポール留学中の谷針さん(仮名)から「シンガポールは飽きたからグレートバリアリーフでダイビングしよう。現地集合!」とのオファーを受け、小栗は20世紀最後のクリスマスをオーストラリアで過ごすことにした。
そのときにはライセンスもなければ体験ダイビングをしたこともなかったのだが、グレートバリアリーフ!という言葉の響きにほだされてた。
飛行機の中は今世紀最後のクリスマスをグレートバリアリーフで過ごすカップルで溢れていた。その中で小栗と同行の司法試験浪人の木鈴さん(仮名)の二人組は異様だったかもしれない。
翌日、小栗達が泊まっているホテルで谷針さんと合流すると、すぐに現地のダイビング教室に入れられて、ここから小栗の地獄のダイビング生活12日間が始まった。
初日に1日講義を受けて簡単なペーペーテストで学科修了。二日目には船に乗せられて沖にある島で実技研修となった。ここで小栗は運命の女、トシ子(仮名)80キロ(仮重)と遭遇する。
(続く)
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